ヤマダ電機が大塚家具を傘下にしたニュースは本当にびっくりしましたね。。
ヤマダ電機は大塚家具を買収して、どのように黒字に持って行くのでしょうか?と疑問が筆者は湧きました。
何点か、ニュースで取り上げられなかった事を書いていきたいと思います。
2017年ヤマダ電機がインテリア・ホームファッションを取り扱い開始
2017年6月30日に インテリア商材を扱った店舗が前橋店でグランドオープンしました。
家電だけではなく、住まいのトータルコーディネートを目指してのオープンでした。そして、次々と他店舗にも家具やホームファッション商材が並べられていきました。
インテリア業界のトップ「ニトリ」の商材とすごく似ている!?
まず、近所のヤマダ電機に行ってみると、見たことある家具がずらり並んでいます。
インテリア業界のトップ「ニトリ」の商材が並べられている。PBで家具を作っていると思っていたが、売り場構成や商材がほとんど、「ニトリ」。
冷蔵庫を購入する為、ヤマダ電機に行った時に店員さんに「ニトリの家具とすごく似ているのですが・・ニトリと業務提携したんですか?」と尋ねると、
「ニトリの海外工場の生産ラインの隣で、ヤマダ電機の家具も製造しています!」と答えてくれました。
でも。。。すごく似ている。。
ソファーや、ダイニングセットなど、低価格商品を羅列ごとに並べて展示展開。まさにニトリの手法。最近はイケアみたいにコーディネートブースを作り、トータルコーディネートできるように客に訴求しています。
インテリア業界の低価格商社とも提携!?
ニトリないしは、大手家具チェーン店でも扱っている「関家具」の商品も並べられていました。関家具の特徴としては、ダイニング、ベッド、ソファー、テレビボード、等々暮らしの家具を全て網羅しているメーカーになります。その商品も並べられていました。
最近有名な低価格で新素材の「レザーテックス」と言うソファーも陳列されています。
低価格家具を売りにしていたヤマダ電機がなぜ、高級路線の大塚家具を・・
どうやって、低価格商品と高級家具を売り場に反映させるのか?ヤマダ電機の会長さんは記者会見で高級層の客も取っていくと述べていましたが、高級家具の横に低価格の商材が並べられていたら、客はどのように感じるのか。と筆者は疑問が残る。
大塚家具の販売員をヤマダ電機の販売員として活用
かつては、大塚家具は上客に家具を販売していた実績がある。販売能力が高い社員ばかりだ。その販売員たちに家具を接客させ、ついでに、高価格帯の家電も接客させる事ができれば、客単価が上がると踏んでいるのだろう。
以前の大塚家具の接客スタイルは、お客が入ってきたら、「ベストマッチ」と言って上司が一般社員に人柄、会話能力を見極めて、お客に合った販売員をつかせる手法だと聞いたことがある。そのようにして、契約率を上げていたのかもしれない。
ただ、売れない販売員はその接客のチャンスすらもらえないとも聞いている。
売れない社員もヤマダ電機の接客スタイルを完全コピーして家電販売員になる日は近いのだろうか。
まとめ
これから、傘下に入った大塚家具の社長、役員は巻き返しができるのであろうか。このまま、カジュアル路線を貫いて、営業してもまた同じ赤字を出すだけだと思う。
値引き戦略で価格勝負では会社は生き残れない。かつて、大塚家具が得意としていた、ブランディングを武器に戦ってほしい。ただ、単純に価格を下げるのではなく、かつて大塚家具が得意としていたブランディング戦略を復活させる。または、今の消費者が手に届くようなプチブランド商品を製造する事が近道なのかもしれない。
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